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民生保健委員会 副委員長に就任
新型肺炎(SARS)対策の強化を!
H15・6・15

 新型肺炎(SARS)対策の強化を!
 SARS(重症急性呼吸器症候群)に感染した台湾人医師が関西地方の観光旅行から帰国して10日たった5月23日、厚生労働省と大阪府・市が、「安全宣言」を出し、関係二府三県の安全宣言が出そろいました。
 しかし、これで一段落と本当に安心してもよいのでしょうか。
 そこで、今回の問題で明らかになった多くの課題について具体的に、大阪市健康福祉局・感染症対策課に20分間の質疑を行いました。 
民生保健委員会(5/26)……本年度初質疑

 SARSの怖さが先行 正しい知識を

質問
・・・SARSがこわいという印象が強く、台湾のニュースを見ても街中の人がマスクをしています。不安ばかりが先行し、正しい知識が周知されていないように思います。SARSとはどのような病気なのか改めてお聞きしたいと思います。

応答・・・「SARSは日本では、重症急性呼吸器症候群と呼ばれ、2002年11月から中国広東省に端を発し、香港、台湾、北京など中国のほかの地域にも拡大し、カナダ・シンガポール・ベトナムなど世界中のいくつかの国でも大きな問題となっている新しい感染症です。
 主な症状としては、38°C以上の発熱咳、息切れ、呼吸困難などで、胸部レントゲン写真で肺炎等の所見がみられます。また、頭痛・悪寒戦慄などの症状がみられることもあります。
 原因となる病原体は世界保健機構(WHO)により新型コロナウィルスと決定され、「SARSコロナウィルス」と名づけられました。

質問・・・SARSの感染力・感染経路・死亡率等もう少し詳しいことを教えてください。

応答・・・ 「SARSウィルスは、発症して咳などの症状のある人から周囲の人へ飛沫感染(ひまつかんせん)により感染すると考えられ、患者と同居しているか、介護をした、体液に直接ふれるなどの場合です。ウィルスは、体外では、最大3日程度しか生存出来ませんので、それを過ぎると新たな感染を起こす危険性はなくなります。10〜20%の方が呼吸不全などで重症化していますが、80〜90%の方は、6〜7日で軽快します。
 死亡率については、WHOは、14〜15%と推定結果を公表しています。(2003.5.7現在) ウィルスの潜伏期間は2日〜10日と考えており、11日以上たっていて何の症状もなければ、ほとんど心配はありません。

 SARSについての正しい知識(抜粋)

※患者が通ったからといって、その道、街にSARSウィルスが飛んだりたまったりすることはないので、感染する心配はほとんどありません。

※たとえ患者が電話や手すりに、くしゃみをして唾液が飛んだとしても、一日以上たって、それが乾けば、感染の可能性はほとんどありません。

※外から帰ってからの石けん・流水による手洗い、うがいはSARS予防に効果がある方法です。(マスクは、患者の直接の唾液・飛沫を防ぐ)

質問・・・SARSは、今後も空港から、患者が訪れるという危険があり不安は解消されません。先ほどのような正しい知識の啓発が必要であり、不安ばかりをあおるような報道はさけてほしいものです。

 私からいくつかの提案をしておきます。」

@ 空港などの検疫所で、症状のある人をしかるべき病院に移送する体制

A 旅行中に発症したら、対処方法を本人やホテル・旅行社などに前もって周知し、
  二次感染を防ぐように徹底してもらう。

B 市民の防止策は、マスクで防げると考えている人が多くいますが、まずは、
  不安の解消をし、正しい知識を広く市民に周知することが大切

C ワクチンや治療薬についても、国やWHOに協力すべきところはする

D 本市としても、やるべきこと、国と関係機関にやってもらわねばならないことを
  早急に整理し、速やかに実行していただきたいと思います

局長答弁
「委員から指摘していただいた内容を広報活動で周知しますとともに、今回の件については、早急に検証し、課題について国に要望します。国と府と連携し、SARSの感染防止に全力で取り組んでまいります。」

 
 
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