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一般決算特別委員会(平成14年度分) 報告 その2
聞こえないことは不幸じゃない!
H16・2・10

 聞こえないことは不幸じゃない!
 ここ10年、市議会では取り上げることがなかった聾教育(ろうきょういく)について質疑をさせていただきました。
 聾教育では、旧文部省が、口の形から相手の言葉を読み取り、正しく発音させる訓練をする聴覚口話法を養護訓練聾学校の子どもたち的に取り入れ、聾者の大切なコミュニケ−ション手段である手話を認めてこなかった歴史がありました。


聾学校の子どもたち
◆手話は聾者のコミュニケーション言語
 聾のお母さんと聾の子ども(デフファミリ−という)の中では、全く違和感なく、その生活の中で手話を使い(この手話は、日本手話と呼び、日本語に対応した一般的な手話とは違います)、お母さんから赤ちゃんにごく自然にコミュニケ−ションが図られ、その中で赤ちゃんは、母親の温かさが十分伝わります。やがて、その子の人格形成がなされ、子どもも3〜4歳で十分、手話でしゃべれるようになり、学力も身につけることができます。
 では、なぜ、旧文部省が、聾教育の免許にも手話を必修とせず、教育方法にも一切取り入れず、手話を排斥してきたのでしょうか……
 聴者であるお母さんが、聾の子どもを生んだとき、まずショックを受けるのです。それはその時、何とかしゃべれるものなら、しゃべってほしいという思いに立ち、「お母さん」と呼んでほしいと願うのも、ごく当然である思います。
 旧文部省はそんなお母さんの思いに立って口話法を取り入れたのです。いわゆる相手の唇の動きを読んで、そして発音を訓練する聴覚口話法です。昭和の初期、これが万能と考え、 子どもとのコミュニケ−ションや母親とのふれあいより発声の訓練を優先し、口話法のさまたげになる手話は、聾学校や聾児の家庭の中でも
聾学校の運動会
使わせないという大変偏った教育をする歴史があったのです。手話を取り入れて、適切に活用しなさいとなったのは、聾学校の高等部の指導要領が改訂された、平成11年のことです。それでもまだ、不十分なところがありました。今回の質疑は、そのような中で、ようやく、手話の大切さを認識しだした文部科学省に対して現場の声を届ける意義と、以前から、手話も取り入れ、その子にあった適正教育を推進してきた伝統ある大阪市立聾学校に対して、これからの課題を要望させていただきました。
(聾学校の保護者の皆様には資料の提供など大変にお世話になりありがとうございました。)
★教育委員会・養護教育課の答弁
★聾学校の新任・転任教員には、聴覚障害の理解、手話の研修・講習会の取り組みの実施、充実
★聴覚障害者にとって大切な手話の取り組みについての研究を一層深める
★要望しておきました……
★聾者の日本手話と一般の手話との整合性の研究
★日本手話(第一言語)と書き言葉としての日本語の学習、いわゆる2か国語を学ぶ取り組みとしてのバイリンガル教育の研究

クッキング"だんご作り"
◆LD(学習障害)・ADHD(注意欠陥多動性障害)
                       自閉症の子ども達のためにも質疑!

 養護学級に在籍していない自閉症や、LD・ADHDなどの児童、生徒は、小・中学校でおよそ190人いると言われていますが、実際は、文部科学省の調査によると6%以上ということで、20〜30人に一人という高い割合で、そのことを知らずに学級経営に苦しみ、悩む担任や、また、その子の関わり方で、知識不足のため、その子の対応を誤り、その子自身が不登校になる問題も多く発生しています。

★そのために次の点を要望しました……
★医師を講師にした専門的な研修を全教員に、ビデオ資料等工夫し完全実施
★保護者の心情をくみとる具体的な対応・指導の仕方など研修
★視覚に訴えて分かりやすく説明する方法など担任としての関わり方の研修

★教育委員会・養護教育課の答弁
★委員ご提案の内容・方法を検討し、その充実に一層努めてまいります。


 
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