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大阪府内で唯一の公立高校「福祉学科」
大阪市立淀商業高等学校の視察
H18・10・11
 10月2日(月)午前10時30分より、
山下・浮島両参議院議員と共に、西淀川区野里にある淀商業高等学校を視察し介護福祉分野の人材育成の在り方などについて、学校関係者を中心に意見を交じわしました。
これには、文部科学省・初等中等教育局から参事官など3名が調査に来られました。
福祉のスペシャリスト育成を目指して!
 大阪府内の公立高校で唯一福祉に関する専門学科を設置している淀商業高等学校では福祉に関する専門的知識、技術を身に付け、高齢社会を担う“福祉のスペシャリスト”の育成を目指し2003年度から「福祉ボランティア科」をスタ−トさせました。この日、視察の案内・説明をしていただいた福祉ボランティア科の青木先生は「地域活動などの実習や外部講師などを招いての特別講義など、子ども達の熱意を大切にし、教師側も子ども達から学びながら3年間で学習内容を作り
上げてきました。」と語られました。笠岡校長も教職員の子ども達に対する誠実な思いと人間的にも成長をしていく子ども達の頑張りを評価し、「高校生は、まだ真っ白なキャンバスのような心ですから、福祉に対しても自由な絵が描けるように柔軟に大きく成長していくことができます。」と高校時代という早い時期に福祉を学ぶことの意義について熱く語られました。
1期生の介護福祉士 合格率は約94%
 介護福祉士は、身体や精神に障害があることによって日常生活を営むことに支障のある人に対して、入浴や食事・排泄などの介護を行ったり、介護者に介護指導を行う専門職で
す。福祉ボランティア科を卒業時に国家資格であるこの介護福祉士の受験資格を得ることができ、介護員2級を取得することができます。3年間の熱心な取り組みが功を奏し、2005年度、1期生である31名の卒業生が筆記試験、実技試験の難関を突破し、見事合格しました。福祉系高等学校の全国平均は約47%に対して、淀商業高等学校の1期生は、なんと約94%という驚異的な合格率を誇っています。
実技実習授業を見学
 10台の整った実習用ベットで、生徒どうしが介護技術の実際を学んでいきます。「利用者としては、もう少し右手を支えてもらった方がよかった・・・」と終わってから、お互いの気づかなかった点を具体的に指摘しあいながら、利用者の身体状況に応じた介護の仕方を身につけていくことが分かりました。
 終わってから、3年生の代表の方から意見をお聞きしましたが、「当初は大変さだけで戸惑っていましたが、今は、介護を通し、多くの人に優しく接することができる自分に成長できたことがよかったと思います。」としっかり応えられていたことが頼もしく印象に残りました。
西淀川特別養護老人ホ−ムも視察

 卒業生が実習で一生懸命に活躍するので、利用者からも評判がよく、卒業生の中からも西淀川の特養や老健施設に就職が決まったことが報告されました。学校の熱心な取り組みと福祉実習のできる先端的な介護設備の整備、それに応える真剣な子ども達とそれを支える地域の福祉事業関係の皆さんが、一緒になって力を合わせて、全国に誇れる素晴らしい教育成果を上げてこられたんだと感じました。
 
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