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文教経済委員会・質疑報告
少人数学級の教育的効果について問う
H19・10・19
 10月19日、文教経済委員会が
13:00〜17:00まで質疑が行われ、私からは、少人数学級の教育的効果について教育委員会の見解をお聞きしました。教師がゆとりを持って、ゆきとどいた教育は大切であるけれども、では、◆少なければいいのか◆多ければ、教育効果は落ちるのか◆適正な人数の科学的な根拠はあるのか◆もし30人学級を実施すれば教室・人件費の増加にどれくらいの予算がかかるのか・・・等々、35分間にわたり少人数学級について、初めての質疑をさせていただきました。
少人数学級と少人数教育とは違います
しつもん   「現在、本市では、小学校低学年(1・2年生)で実施している35人学級編成を、3〜6年生に拡大していく気持ちはありますか?」

お答えします   「国は学級編制の標準(40人)を全国一律に引き下げるという画一的な取り組みでなく(中略)少人数教育を充実させるとしています・・本市は、国・府の動向をみて、現在、習熟度別少人数指導に取り組んでいます」

へえ〜60人学級の時代もあったんや
しつもん   「少人数学級編制については、国・府の動向を見ながらではなく、大阪市独自で検証して、見解を持つべきで、まず @なぜ少人数(30人?)がよいのか A現在の教室の大きさ(8m×8m)約64uに適正という裏付けはあるのか 
B学級編制の歴史の経緯についてお聞きします」

お答えします   「@国の報告では、教員の指導力・児童の素質や生活環境・学校運営の違いで適正の見解は見出せなく、一概に言うのは困難です。A文部省が 日本建築学会に委嘱した標準設計での整備です。B学級編制の標準法(昭和33年)ができるまでは、平均60人学級でした。その後、定数改善計画(昭和34年〜38年度)で50人とされ、第2次計画(昭和39年〜43年度) において45人になり、 第5次計画(昭和55年〜平成3年度)で40人とされ、現在にいたっております」

教育の効果は学級の人数と関連するか
しつもん   「次に、現在40人学級でも、実際には例えば41人の子どもがいれば、21人と20人との2学級になりますね。そういうふうに、実際に30人以下の学級となっている割合は、どのようなものなのでしょか」

お答えします   「平成19年5月1日現在の学級数は、小学校4039学級のうち 1989学級が30人以下学級で、約49.2%、中学校1552学級のうち104学級が30人以下学級で、約6.7%でございます」

しつもん   「小学校の半分が30人学級以下の学級という状況なら、国・府の動向をみるまでもなく、本市独自で簡単に調査できるのではないですか」

お答えします   「指導主事が学校訪問するなどして、状況の聞き取りをしています」

しつもん   「30人以下の学級では、そのほとんどの学校で教育効果が上がり、 問題がない・素晴らしいという報告をお聞きになっていますか」

お答えします   「30人以下の学級でも、「友人関係」や「学級指導」などの課題をかかえる学校があり、一概に言い切ることはできません」

学級の人数にかかわらず教育の効果を
しつもん   「少人数教育は、少人数学級と少人数指導の2つの方法がありますが 例えば、一律で画一的な30人学級を編制したときのメリット(よい点)は どのようなものがありますか。小・中学校で担任をしておられた経験のある 初等教育担当課長さんと中学校教育担当課長さんからお伺いします」

お答えします   「経験から申し上げれば、テストの採点や通知表の作成などの事務量が少ない、また、授業では机間指導がしやすい、声をかける機会も多い等よい点がありますが、学級の人数の多い少ないにかかわらず、何よりも情熱を持って取り組み、指導方法や教材の工夫するなどして、きめ細かい指導をするよう心がけてきました(小学校経験)▷進路指導や生活指導の機会が増えるなどの点がありますが、私の経験では、指導法の工夫や生徒の主体性を引き出したりすることで、クラスの人数にかかわらず効果的な指導は可能と考えております(中学校経験)」

しつもん   「30人学級の経費として、人件費・教室増設の建設費の試算は?」

お答えします   「小・中学校合わせまして、1275学級の増となり、教員の人件 費で約137億円、教室の建設費が約332億円の見込みになります」

しつもん   「470億円かけても、子ども達に必要なら実施すべきですが・・」

お答えします   「30人学級編制をした場合、1学年31人であれば15人と16 人の2クラスに分かれ、子どもが切磋琢磨し、互いに人間性・社会性を育むための生活集団の規模としては小さすぎるというデメリット(欠点)も報告されております。いずれにしても、指導方法や教材の工夫などきめ細かな指導の充実を図ることで、教育の効果を上げてまいりたいと考えております」

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