ポピュリズム政治というのは、
体系的な政策プログラムを示さず、パ−ソナリティ−(個性)や話術・演出の魅力で人を引きつける政治です。
こうしたポピュリストの政治家は、人気に頼っているため、非常に不安定で、その意味で危険な政治といえます。
ポピュリスト政治家は、善玉・悪玉の二元論を基礎に、
政治を道徳次元の争いに仕立てます。既存の政治家や官僚を、政治行政から「甘い汁」を吸う悪玉に、
自らを国民を代表する善玉として演出する“劇場型”の政治を行います。
ポピュリズムを考える上で重要なのは、
1975年くらいから政治家や官僚に対する不信が非常に強くなったということです。
この30年間、政治に対する信頼度は下降し続けており、
政治的信頼が揺らぐたびにポピュリズムが台頭しています。
74年…ロッキ−ド事件→新自由クラブ誕生
その後…リクル−ト事件→土井マドンナブ−ム
さらに、佐川急便問題による政治不信→細川政権誕生
(いずれも短命)
ポピュリストは一過性の現象ではなく、
今の日本にも存在します。ポピュリズムには長所と短所があります。世論におもねるのはよくありません。
しかし、日本で大きな改革をするには世論の支持が不可欠なのも事実です。
日本の政治が成熟するためには、人柄だけでなく、政治家が政策的に何を考えているのかをよく理解した上で、
支持すべきでしょう。これが日本の政治を前に進めていく正道だと思います。(抜粋)
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