西区・幼児虐待事件
児童虐待防止の体制強化について強く要望
H22.08.30

先般、西区・南堀江のマンションで幼児2人の死後数週間たった遺体が発見されるという 痛ましい児童虐待事件が発生しました。 児童相談所(現在;こども相談センター)には、3月30日に第1報があり、5月18日まで、 3回の通報がありました。 児相は、その間、5回の訪問調査はするものの、母親・幼児の応対はなかったとして、 「連絡ください」というメモ書きを入れて引き上げていました。 その後、通報がないので対応しないまま、7月30日、部屋からの異臭で、 2人の遺体が発見されるにいたるのです。

平松市長に「虐待死二度とおこすな!」 緊急申し入れ!!

昨年、西淀川区で起こった松本聖香ちゃんの事件を受け、通報の壁を取り除くために、 児童相談所(現在;こども相談センター)へ強く要望し、 24時間、迅速に対応できる『児童虐待ホットライン』 (金子レポートNo.273) を設置しました。 その結果、相談件数は3倍に増加し、虐待発見のレーダー機能は強化にはなっていました。 しかし、今回のケースは、ホットラインの機能を生かしきれず、幼い2人の生命を救うことができなかったのが事実で、 「幼児の存在が把握しずらく、発見できず、助けることができなくて残念だった(児相)」 ということで済まされる問題ではありません。

私としては、聖香ちゃんの事件の教訓・反省が生かされていないと判断し、 こども相談センターから事情を聴取し、5項目の課題を整理し要望書を作成しました。

8月3日、平松市長に、今後、このような事件が2度と起こらないよう具体的に要望を説明し、 虐待防止体制の機能強化について、緊急に取り組んでいただくよう申し入れをしました。

児童虐待防止体制の機能強化について <5項目の要望>

1. 子どもの深刻な虐待通報(夜間の悲痛な叫び声等)があった場合、夜間
訪問を迅速に実施し、虐待早期発見に努めること。
2. 児童虐待防止のネットワークについては、こども相談センターが中心となり
一層の強化を図るとともに、特に警察などの諸機関には情報提供し、報告・
連携のパイプを太くすること。
3. 強制立ち入りの手続きをふまえなくても、管理人・家主の部屋確認への協力
を得るなど、虐待防止調査活動への市民理解が図れるよう努められたい。
4. 現在までの児童虐待相談を再度総点検し、同様のケースで不明瞭な事例
については、立ち入り調査を含め、虐待であるか、ないかの事実を早急に
確認すること。
5. 全国の事例から、児童虐待防止についての成功事例・救えなかった事例の
法的課題などを明確にし、大阪市として「児童虐待0」への取り組みを積極的
に推進すること。

8月10日、緊急で
文教経済委員協議会を開き
約40分の質疑をしました!
  • こども相談センターがオートロックのマンションに入るのに、 不審者と間違えられるからと堂々と子どもを救いにいけなかった事実。
  • 同様に虐待の確証がないと隣近所の聞き取りも遠慮し、やらなかった事実。
  • 夜中に泣き声のSOSが発しられているのに、警察とも連携せず、 何十時間もたってからインターホンで確認しようと5回とも玄関ごしで調査したが、 不在と思い込み、形式的な不在箋(メモ)を入れて引き上げている事実。
  • 立ち入り調査について、法律上のハードルが高いという課題・理屈はあるにせよ通報が無くなれば、 その後、対応しない姿勢は、理屈以前の問題だと猛省をうながし、今後、 二度と起こさない体制強化を平松市長に強く要望しました。