No.193  閉じる

第3回 文化芸術フォーラム……文化国際局報告
文化芸術の新しい創造を目指して!
H18・5・8
 公明党関西文化芸術振興会議の主催による第3回「文化芸術フォ−ラム」を4月23日(日)18時30分より大阪中之島にある中央公会堂で開催いたしました。
 会場は536名の文化芸術関係の方々で満員となり、日本伝統芸能振興会専務理事・竹柴源一氏の講演並びに21世紀交響楽団の記念演奏があり、続いて兵庫県立「人と自然の博物館」名誉館長・河合雅雄氏の講演が行われました。参加者からは、「大変内容の深い
フォ−ラムで感動いたしました。日本人の持つ伝統および日本人の自然感を深く学び、日本人としての誇りをしっかり持って生きる人生の大切さを知りました。」と感想があり、大成功のフォ−ラムとなりました。

日本の伝統芸能"歌舞伎"を普及
日本伝統芸能振興会 専務理事  竹柴 源一

 皆さんの中で歌舞伎をご覧になった方は…だいたい20%なんです。毎年ご覧になる方は2%です。子ども達は0.02%程度です。海外の芸術と比べ、歌舞伎は権力が守ったのではなく、庶民が楽しみとして作ってきました。芝居といいますが、歌舞伎のことで、芝生の上で居すわって演劇を観るということです。江戸時代、幕府の大芝居に対して、庶民は小
芝居を観ていました。また、地芝居というものがありました。(大芝居……江戸・上方 7〜8つ、小芝居は1千ヵ所、地芝居は2万の市民参加型の歌舞伎)これがあったから日本は文化立国なんです。(中略)今、私達で歌舞伎フォ−ラム(平成6年〜)を低料金で実施、東京で1万5千人の方が観るようになりました。
 そして、公明党さんが芸術基本法を推進していただいて、去年から歌舞伎を学校に持っていって、直接子ども達に本物の歌舞伎を観せることができるようになりました。私達は今度は地芝居のように子どもに参加させていく取り組みを行っていきます。(ビデオ視聴・略)歌舞伎は難しいものではなく、子ども達に夢を与えていく、また、子ども達に何を残していけばいいのかを考えていきたいと思います。こういう機会を与えていただいて有り難うございました。

自然と文化
兵庫県立「人と自然の博物館」名誉館長
                    河合 雅雄

 文化が大事だと掛け声はあるけれど、それを実践活動で、公明党さんが文化芸術振興基本法を推進されたことに敬意を表します。今日は、生活文化、例えば、食文化…動物、昆虫の食は、範囲が狭く窮屈ですが、哺乳類は拡大します。ライオン等の肉食獣はいくら草があっても、死んでも食べないですね。人間は民族によって多様ですね(食文化)例えば、エチオピアで卵は、わったら半分はヒヨコだったんです。生卵は絶対に食べません。アフリカの人から見たら
 
日本人が生卵を食べるのをずいぶん野蛮だと思われているのかもしれません。(中略) 自然と文化というと、対立しているように思われている方が多いのですが、文化の目で自然物を観る……俳句(四季のめぐりを詩にしたもの)・歳時記もあります。蛙が池に飛び込んだ…芭蕉は、それだけのことを悠遠な詩にしましたね。一匹なのか、複数なのか、これだけでも深い背景がありますね。あいさつでも、「いい天気ですね」外国の人には当たり前と受け止められて、分かってもらえないけれど、暮らしの文化として日本では根づいていますね。 
 里山という言葉がありますが、農家の裏山(農用林)で、生活を支えてきました。薪と炭をとるためにも、手入れが必要でした。北摂の山地は里山が残っていますが、下草を手入れしなくなり里山が肥えすぎると松茸はできないですね。腐葉土で菌が死んじゃいますね。膨大な里山(国土の20%)が遊んでいる状態なんです。鹿や猿が里に下りて農地を荒しているのが現状です。
 森林文化……ヨ−ロッパでは多く人が森の中を歩いています。日本人にとっては遊び場になっていません。森には、生産資源・環境資源としての役割がありましたが、これからは、文化資源として見る。遊んでいる里山をCRES……カルチャ−・リクレ−ション・エデュケ−ション・スポ−ツとして役立てていくことが大切ですね。(大要)
 
 
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